システムエンジニア(SE)が働く上でよく出てくる「単価」、この記事ではその単価について、(私のわかる範囲で)ご紹介いたします。

顧客先から「SEを増員したい」という要望があった場合、システム開発会社が提示する金額は会社によって異なります。

では会社内ではどのように決定しているか、というと、会社ごとに決まった金額テーブルを持っており、その金額テーブルをもとに単価が決定されます。

一概には言えませんが、会社内の役職ごとに大まかな単価が決まっていると考えてよいでしょう。

 

たとえば、10人体制のプロジェクトを例にすると以下のようになります。

テーブル分類 技術・知識 人数 月単価
マネージャー プロジェクト全体をまとめ、円滑に進むようマネージメントする。
また、顧客との直接の調整等も行われるため、コミュニケーション能力も必要となる。
1 1,200,000
上級SE・PG(リーダー) 初級SE・PGをまとめるリーダー。
いくつかの機能をまとめたサブシステム単位の管理を行うメンバー。
技術に加えて、担当機能の仕様や目的を理解している必要がある。
2 800,000
初級SE・PG(メンバー) 個別機能の設計・プログラミングを行う。 7 600,000

値段は適当ですが、小~中規模のシステム開発会社であれば、各分類ごとにこのくらいの金額になると思います。

これが大手の会社になると、同じ技術・経験値であっても2~3割程度、月単価が高くなることもあるようです。

「これだけの単価なのに、自分の給料はこれだけ…」と考える方も居ると思いますが、掲載した単価には会社自体の売り上げや、営業の手当てなどの金額も多く含まれており、「月単価=自分の価値」ということにはなりませんので、ご注意を。

会社員として働くSEの方々の中には、自分の月単価がどれくらいか気にもしない方がたくさん居るのも事実ですが、知りたい方は一度上司・先輩に聞いてみてはいかがでしょうか。

私の経験上、「だいたいこれくらい」ってゆう金額は教えてくれることが多かったです。